もう後戻りできない3

昨日は、自由主義経済がグローバル化する根源の原因と、それが社会システムのグローバル化にまで影響を与えているらしき仮説までたどりついた。


自由経済グローバリズム>社長>ホームレス>タレント>パチプロ>学者>専業主婦>水商売>政治家


ここまでが、後戻りできない度ランキングの昨日までの総括である。


ここで、ちょっと見落としを訂正。


自由経済グローバリズム>社長>ホームレス>タレント>パチプロ>公務員>学者>専業主婦>水商売>政治家


公務員、及び、特定公益法人のみなさん、おめでとう。
堂々のランキング入りです。てゆうか、見落としていてごめんなさい。


もう後戻りできない2で高尚なテーマかと思ったらまたランキング作りかと呆れてください。いつもどおり、一つのテーマに沿ってシコーノカテーしているだけで、途中何が出てくるかなんてわたしですらわからないですから。


さて、そして前回の最後に、この自由経済グローバリズムは、われわれの生活や、人生観や、恋愛スタイルまでもここから派生したモンデブロ図形に過ぎないのではないかという疑惑を持ったわけですね。


なんで職業でもない自由経済グローバリズムが社長業を差し置いて後戻りできなり度ランキングのトップにあるのか。
その理由は、そこに、このランキングに含まれないすべての職業の人々が含まれているからです。
つまり、もう後戻りできない度ランキングのトップを除いたすべては、序列に従って、自由経済グローバリズムから離れて生きることのできる人達なのです。
社長が含まれているのは、彼らがグローバリズムの勝者の象徴だからです。
グローバリズムは彼らが主犯ですから、いわば自らがドロップアウトするためにグローバリズムを成立させているわけです。


そういうわけで、もう後戻りできない度ランキングは、自由経済グローバリズムという大きな社会構造を浮き彫りにしたわけですが、実は、この根は以外に深いところにまで伸びているとわたしは怪しんでいるわけです。


というのも、わたしが目撃したセグメント化されてグローバリズムから切り離された小さな商店街と、その外で殺戮の日々を送るわれわれとでは、明らかに生活や人生観などが違っているからです。
われわれはがんばったらがんばっただけの報酬を得ようと考えるのに対して、小さな商店街では、がんばっても客はいつもの顔ぶれで売上が増えるわけではないのでがんばったりしないでしょう。


また、われわれが新製品というものやコマーシャリズムに毒されてコロコロと生活そのものを変化させるのに対して、小さな商店街では一貫して昔ながらの生活を守ります。


また、われわれが人生において常に勝者であること、また、敗者とならないことを意識するのに対して、小さな商店街ではお互い様をポリシーに生きてゆくことを良しとします。


このようなわれわれの社会を『資本主義社会』『自由経済主義社会』と呼ぶのは、ただ単に経済システムのカテゴリを言うのではなく、イデオロギーや個人の人生観についてもそれが大きく影響を与えている点で、やはり間違いではないのです。


そして、その根底にあるのは、勝者の論理であり、その延長上には無限のグローバリズムが存在します。


というわけで、今後この自由経済主義的恋愛などいろいろなテーマが派生しそうな予感を残しつつ、これまでのところは一度〆とさせていただきます。


明日は、『なぜか人をひきつけてやまない詐欺的設け話』と『コマーシャリングテクニック』のどちらかをお送りいたします。(どっちやねん、て、まだ内容も考えてないよーだ)