2004-01-01から1年間の記事一覧

 単純な事実

これから起こることの予測不可能性を見る人にとって、 この世は公平。 すでに起きてしまった結果を見る人にとって、 この世は不公平。

 サービス業

こうやってPCに向かって日々考えたことなど綴ってすでに20年の歳月が流れた。 最初のPCはPC9801RAで初の32bitマシンだった。 モバイルではPC9801Nシリーズを使っていた。こちらは16bitマシンでクロックは10MHzである。現在の…

 収穫逓増

荒れ果てた荒野に希望に燃える入植者A氏とB氏がやってきた。 彼らは仲良く隣同士で畑を耕し、わずかな麦を蒔いた。それから一年後、A氏とB氏は互いに収穫を得た。ただひとつ。A氏は、B氏よりわずかに多く、ほんの一握りの麦を余分に手に入れることがで…

 勝者の原理

あなたに今、着るものと寝る場所と冷蔵庫に食べ物があれば、世界の75パーセントの人より恵まれています。あなたが銀行に少しでも預金があり、サイフに小銭が入っていれば世界で最も裕福な8パーセントの人の中に入ります。コンピュータを持っているなら、…

 天国地獄は実在する

ダブルバインドというのは、一種の板挟み状況である。親子関係を例にとるならば、無意識的に子供を愛せず、敵意さえ抱いている母親が、表面的には腕を広げて抱きしめようとするのだが、それに一瞬戸惑う子供に対して「なぜ戸惑うのか、私を愛せないのか」と…

 原因と結果

例えば、株を予想するとき 会社のファンダメンタル 前日までのテクニカルチャート 日経やTOPIXの地合 金利動向 証券動向 ナスダックやダウ工業平均株価 原油価格 政情 などいろいろな判断材料がある。 しかし、答えは上げるか下げるかの二つしかない。 …

 人生の勝組負組は運で決まる

ここに、さいころがある。 このさいころは、あなたの人生である。 さいころをふって偶数が出ればラッキー、1ポイント。 奇数が出ればアンラッキー、−1ポイント。 そして、折れ線グラフを描いていく。 人生には何が起こるかわからない。 ほとんどのひとは、…

 ある決着

人生には決着をつけたいと思うことがいろいろ取り残されていく。 しかし、インターネットという武器を使って決着をつけることができる世の中になってしまった。もはや、決着をつけないことは怠惰であり、罪である。 今回はその第一弾「オリバー君のその後」 …

 IT産業のしくみ

googleがipo(株式公開)を申請して一月あまり経過した。 そのころに思ったが、そのまま書くと時事問題になってしまったことをつらつら考えていて、そろそろ書いてみたくなった。 なにしろ、googleの調達する資金は27億ドル(2970億円)、史上最大規模にな…

 人類のジレンマ2

id:mind:20040523では、mind均衡というチームとしての利得を優先した場合の均衡状態などについておもしろいトピックが書かれている。 一読をお勧めする。 今回はこれに触発されて続編となった。 まず前回のおさらい。 利得表を書いてみよう。取りうる戦略 C…

 傘がキライ

わたしは雨が好きだ。 雨の中を歩くのが好きだ。 わたしは傘がキライだ。 特に傘を所有することがキライだ。 というわけで、今日も傘ナシで出勤。 移動はほとんど車なので問題なし。 仕事帰りに最近プレッシャーの多い店長を誘って飲みに行ったのだが、こう…

 競馬で勝つ

最近実に3年ぶりに競馬を見に行った。 初版のダービースタリオンのおかげで競馬に興味を持ち、ダービースタリオンのおかげでギャンブルとして競馬にのめりこむことなく、その奥深さを垣間見ることができたと思う。 競馬場では賭けることは二の次なので、食…

 祝ってやる

ネタもと(不明) 4月ごろから方々で散見。 2chの株板で日経暴落時に復活。 最初に文通した女の子の最初の手紙に 「脳みがあったらなんでも相談してね」 と書いて出したことに数ヵ月後に気がつき もうバレたか、いつバレるかと死にたくなり 理由も告げず…

◎人類のジレンマ

ゲーム理論で有名な「囚人のジレンマ」問題を心理テストに応用してみよう。これもここのコラムで最高の参照数を誇る「ウサギとカメ」(id:kido:20040424)の心理テスト同様、かなり使えるものだと思う。 というより、このテストをやると結果にかなり動揺する…

 経営についての考察6

またまた、しごくしごくあたりまえなことを書かなければならない。なのだが、ほんとに、できてない会社が多すぎると思うのだ。 まぁ、儲かってる会社ってのはあんまりいじりたくないし、儲かってない会社ってのは、中をいじるまえに存在価値についてじっくり…

 経営についての考察5

つらい。 自分の書いたものを読み返す悪癖のあるわたしには今回のシリーズは大失敗だったかも知れない。と書きつつ、はじめからつらいと投げて書いていることに気づいた。ちょっとはおもしろく書こうと努力しなければと思う。 会社がまがりなりにも動き出し…

 経営についての考察4

わたしのこのシリーズは果たして「新規開業」のためのものだろうか、それとも、すでに稼動している会社をファインチューニングするためのものだろうか。 実は、書きながらそれらが明確ではないなぁと気づいている。 まぁ、シリーズといいながらも、部分的に…

 経営についての考察3

いまさらながら、今回のシリーズのタイトル。 大失敗。w 実は、このシリーズの中で唯一きちんと文章化できる自信がないのが、今回の部分である。 組織作りというのは、データ構造の構築に非常に似ている。 少なくともわたしはそう思い、その認識で組織化を…

 経営についての考察2

しばらくつらい内容になりそうだ。 ちょっと物を知っているプログラマにも、ちょっと経営を知っている経営者にもだるい内容になるだろう。 あまりに明らかで、あまりに平易な内容になる予定だからだ。 それにどんな意味があるかはわたしにもよくわからない。…

 経営についての考察1

あるプログラマがわたしに言った。 「すべての経営者はシステム工学を学ぶべきだ」 プログラマに仕事を発注する経営者が、会社のシステムをまったく(システム工学的視野で)把握していない。したがって、生産されるソフトウェアに会社のプロセス部分を内蔵…

 自分で自分を傷つける

これは自分のある種の行動についての考察である。 いわゆる自傷や拒食、過食、浪費、アル中、浪費癖、淫乱、ギャンブル狂、暴走行為、薬物中毒、ひきこもりなどによって自分で自分を傷つける行為についての考察である。 もしその人がそれを孤島でも行うとし…

◎散逸構造論的せいかつ

エントロピーの法則だけが宇宙を支配しているなら、ここは混沌と無秩序がただまんべんなく広がる素粒子のスープであるはずで、GWにわたしが子供たちをつれて潮干狩りなどして、みんな寝てしまった帰り道たった一人起きて自動車を運転して高速道路を走る、…

 生涯未婚

異性関係がニガテ、という人をWebでよくみかける。 現実世界でも、それらしいひとはいることはいるが、彼らも一人前以上に仕事はできたりして有能なので、その心情を知ることはあまりない。その点、Webではほとんどその人がどんな仕事をどれだけ有能に…

 公共の場所という幻想

わたしは公共の場所だから・・・という出だしのもっともらしい苦言が大嫌いだ。 子供が騒ぐと「公共の場所だから」 ヘッドフォンの音漏れで「公共の場所だから」 携帯電話で「公共の場所だから」 ちょっと汗臭いと「公共の場所だから」(これはちょっとヤダ…

 死亡率

テキサス州ダラス発――米国の都市の大気汚染が心臓病による死を引き起こす確率は、同じ汚染が原因の呼吸器疾患によって死に至る確率の2倍だということが、研究者チームにより明らかになった。 一般的に報じられているSARS(重症急性呼吸器症候群)の死亡率は4%…

 小売業界の兼業化

例の「まちづくり」で話題にのぼることだが、最近小売業界がおかしなことになっている。 廃れた商店街を活性化させるために、地方自治体が「チャレンジショップ」とかを企画する。家賃や保証を自治体が肩代わりして起業しやすくし、新規事業を誘導しよう、と…

 好意丸出しすっとぼけ

告る、という行為が嫌いだ。 格好つけて言うなら、告られるのも苦手だ。 (もちろんこちらが相手以上に好意を持っている場合は別) そもそも、なぜ告らなければならないのか? こんなことをよく耳にする。 「彼への想いがもう辛いです。勇気を出して告白して…

◎ウィルスメールはかく語りき(復刻版)

ここへの移転の際、意図的に削除した文章もあるが、ひとつだけ不注意から削除してしまったものがある。自分の書いたものを読む悪癖を持つわたしとしては、かなり気に入っていたものだけに、方々にLogを探してみた。グーグルのキャッシュにも、世界中のほとん…

 団塊パワーをあなどるな

先日、例の「まちづくり」の会合のあと社会学の教授二人と会食をしながらいろいろと話をしていて気づいたことがあった。 その時の話題は、今後の景気回復は以前の技術立国再興となるか、ということだった。 わたしの結論はこうだ。 以前の技術立国、経済大国…

◎ウサギとカメ

昔NHKでやっていた話がある。 わたしは比較的NHKは見る方だ(いや確固たる自信はない)が、この話はNHKが授けてくれた啓示の中でもベスト3に入るだろう。 これに近い話は世間にごまんとあり、かなり適応できる心理テストだと思う。(もちろん、わ…