生涯未婚

異性関係がニガテ、という人をWebでよくみかける。 現実世界でも、それらしいひとはいることはいるが、彼らも一人前以上に仕事はできたりして有能なので、その心情を知ることはあまりない。その点、Webではほとんどその人がどんな仕事をどれだけ有能に…

 公共の場所という幻想

わたしは公共の場所だから・・・という出だしのもっともらしい苦言が大嫌いだ。 子供が騒ぐと「公共の場所だから」 ヘッドフォンの音漏れで「公共の場所だから」 携帯電話で「公共の場所だから」 ちょっと汗臭いと「公共の場所だから」(これはちょっとヤダ…

 死亡率

テキサス州ダラス発――米国の都市の大気汚染が心臓病による死を引き起こす確率は、同じ汚染が原因の呼吸器疾患によって死に至る確率の2倍だということが、研究者チームにより明らかになった。 一般的に報じられているSARS(重症急性呼吸器症候群)の死亡率は4%…

 小売業界の兼業化

例の「まちづくり」で話題にのぼることだが、最近小売業界がおかしなことになっている。 廃れた商店街を活性化させるために、地方自治体が「チャレンジショップ」とかを企画する。家賃や保証を自治体が肩代わりして起業しやすくし、新規事業を誘導しよう、と…

 好意丸出しすっとぼけ

告る、という行為が嫌いだ。 格好つけて言うなら、告られるのも苦手だ。 (もちろんこちらが相手以上に好意を持っている場合は別) そもそも、なぜ告らなければならないのか? こんなことをよく耳にする。 「彼への想いがもう辛いです。勇気を出して告白して…

◎ウィルスメールはかく語りき(復刻版)

ここへの移転の際、意図的に削除した文章もあるが、ひとつだけ不注意から削除してしまったものがある。自分の書いたものを読む悪癖を持つわたしとしては、かなり気に入っていたものだけに、方々にLogを探してみた。グーグルのキャッシュにも、世界中のほとん…

 団塊パワーをあなどるな

先日、例の「まちづくり」の会合のあと社会学の教授二人と会食をしながらいろいろと話をしていて気づいたことがあった。 その時の話題は、今後の景気回復は以前の技術立国再興となるか、ということだった。 わたしの結論はこうだ。 以前の技術立国、経済大国…

◎ウサギとカメ

昔NHKでやっていた話がある。 わたしは比較的NHKは見る方だ(いや確固たる自信はない)が、この話はNHKが授けてくれた啓示の中でもベスト3に入るだろう。 これに近い話は世間にごまんとあり、かなり適応できる心理テストだと思う。(もちろん、わ…

 まちづくり

まちづくりと名前に冠した市民団体に参加している。 ただ、その場所はそもそも何をするという具体的目的を持っては居ない。それぞれ問題意識を持った個人がてきとーに幹事を務め、人を集め、てきとーにワークショップや研究会を行う、という団体だ。 そこで…

 わたしが時事問題を扱わない理由

ここにサルがいる。 このサルは実に下品で、行儀が悪く、昨日も自分の寝場所で粗相をした・・・・。 わたしは時事問題を語るのは、実は、好きである。 ヒマな会社経営者の必須科目でもあるが、わたしにとっては得意科目ですらある。 だが、ここでは時事問題…

 邦人誘拐事件

憶測が憶測を呼んでとんでもない見解まで飛び出す邦人誘拐事件だが、事件のキーワードは一貫した一貫性の無さ、だと思う。 最初、3日で殺すと報じられたとき、その政治的配慮のなさから殺害ありきの反米デモンストレーションしかも、即席組織の単なる蛮行で…

○平等主義は差別する

遠い昔、ある大きな本屋の「チビ・デブ・メガネを採用するな」、という内部通達が露見して世間を騒がせたことがあった。差別を扱うときに平等主義的な観念で語ると論理の墓穴に入りやすい。 「差別をするな」という時点で「差別主義者だけは差別していい」、…

○伝統と文化

魂や天国の存在は否定しても、実は宗教は否定できない。 ここらへんが唯物論者とわたしの違いなのだろう、と思うのだが。実は、わたしは宗教を認めている。 宗教は伝統の一部にすぎない、と考えているのだ。 伝統は、必ずしも合理的ともいえない様式や概念を…

○持てる者がもっと持つ

近代の経済学では、エージェント(知的構成要素)はそれぞれが必ず最善の行動を取り、その結果がマクロ経済となる、と定義している。 だから、競争原理にまかせて好き勝手にさせておくと、社会全体が最適化適応する、という理論だ。 また、儲け話には資本が…

 時代をドライブする者

いつの世にも、その時代を代表する世代がある。 その世代にヒットせず生き抜くことは難しく。 誰しも、一度や二度は時代を代表させられる。 しかし現実に「汚ギャル」だの「不倫世代」だの「モラトリアム」だのと言われても、その世代の大半の人々は前世代の…

○パッケージング

パッケージング、という言葉がある。 多くの場合、それは商品の包装を意味し、また多くの場合、それは商品の組み合わせやロットを意味し、また多くの場合、それは商品の機能の組み合わせを意味し、また多くの場合、それは商品の販売戦略を意味する。 用法が…

○先を読む

世の中の進化というのは、めざましい。 歯ブラシなどは、毎年めざましく進化している。 洗剤もめざましく進化している。 ナプキンも進化している。 プラも進化している。 こういったたゆまぬ努力の結果、われわれの生活はどんどんどんどん進化していくのだ。…

 生きる意味

2chの哲学板で、これを問いかけるスレがある。 ざっと見ただけであるが、明快な回答は出ていないようだ。 意味、という言葉には2つの意味がある。 概念をあらわす「意味」と、価値をあらわす「意味」である。 まず、概念をあらわす「意味」を使って、「生…

?小さいものと大きいもの

寝ていて突然思いついたが、どうにもこうにもまとまらないことがある。最初イメージだけが先行して言葉にまとまらなかった間は、なにかノーベル賞並みの発見のようにも思えたのだが、なんとか言葉にしようと考えているうちにどんどん「あまりに月並みな」言…

 同じ

食卓に残った一口二口のおかず。 いざ、食器をかたずけようとするとき、わたしの母は、母の例外に漏れず「もったいない」といって食す。 第三者のわたしから見れば、それがごみ箱へ捨てられるのも、母の口の中に捨てられるのも同じである。 母の肉体もやがて…

 正常な商取引

ある会社がある。 この会社では主に技術が売りである。 主要な取引先にA社があって、当社はここにはちょっと頭があがらない状況である。 当社の商品である技術をわかりやすくするために派遣業の時給で考えてみよう。当社はA社に技術を提供するが、それをわか…

○頭のいいヒトが好きなのに惚れるのはいつもバカ

似たようなのに、好きな服と似合う服は別、という現象もある。 かわいそうに、必死で服を選んでもことごとく裏目に出るタイプである。 恋愛などの人間関係にもこれはあてはまるのだろうか? まず「好きな服と似合う服は別」という例から考えてみよう。 たぶ…

 関係について語り合う関係

人と話していてフト、これは時間の無駄じゃないかな?と思える瞬間がある。ついこの間もそんなことがあって、それはまさに、互いの関係について語り合っていたときであった。 この違和感はなんだろう? 人が二人いて会話が成立していれば「わたしたちって・…

 曲がる

人とコミュニケーションするとき、時々ではあるが「曲がる」ことを意識して話をしてしまうことがある。 自分の意図する結論に導くためにあえて変化球を投げざるを得ないことがある。 そして、それはたいてい長くはうまくいかない。 変化球を多用すると、相手…

○生産的せいかつ

自慢にもならないが、20代の一時期TV業界で生活していた。 といっても、地方の局の独自製作番組の予算が数十万円だった時代だ。 あるとき、たった一人で編集してカンパケにして納品してオンエアされた番組に編集ミスがあった。 スポンサーはおろか、納品…

 金利で見る「今の生活の存続率」

大企業が長期ローンで事業資金を調達するとその金利は0.8% 勤続3年以上のサラリーマンの住宅ローン、その金利は1.8% 決算まぁまぁの零細企業が銀行から事業拡大用の資金調達をするとその金利は1.8% 賃貸マンションをプロパーローンで資金調達す…

◎遺伝的アルゴリズム

菊川玲は東京大学在学中東大クイーンとして名を馳せて芸能界入りを果たした。 そんな彼女が理系の一類(建築工学)で「遺伝的アルゴリズムを適用したコンクリートの要求性能型の調合設計に関する研究」を卒論のテーマにしたことは一部では有名である。 さん…

 フェアトレード

フェアトレードという言葉を最近よく耳にする。 例えば、コーヒー豆などを過剰な競争原理に基づく価格で取引すると、劣悪な環境で重労働を強いることのできる後進国の極悪な経営者が一人勝ちしてしまう。しかも、その会社の豆をいくら購入しても生産現場では…

◎ゲーム理論生活

最近ゲーム理論という言葉が誤解されている。 というより、そんな言葉ほとんど流通してないが。 しかし、聞いたとたんに誤解を生む言葉ではある。 もちろん、コンピュータゲームの開発法や、ボードゲームのルールを考えるものではない。(ゲーム理論の一部に…

○アルゴリズム生活

最近思うのだが、アルゴリズムという言葉が誤解されている。 例の体操のせいだろうか。 正論で言うと、アルゴリズムは「解法の手順」を言う。 方程式で一発で計算できないモノも、ある計算手順で計算できたりする。 不思議なのは、方程式を発見するとノーベ…